2022/04/19 12:52

こんにちは。

前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまいました。
三日坊主ではありませんよ。急に飽きてしまっただけです。

前回の記事で、詩人と名乗るようになって不思議なことが起きるようになったと書きました。
あまりに時間が空いてしまっているせいで、何が一体不思議なことだったのか思い出せません。

というか、急に「私は詩人である!」と叫ぶことがそもそも不思議です。
意味がわかりません。しかし、その一方で、「私は会社員である!」と大見栄を張るのも意味はわかりませんね。
誰がなんだってそんなのは関係ないのです。
誰も興味はないんです。ふーんそうなんだ。なるほどね。と思ってくれたら万々歳なのです。実際に自分がそうなのだから仕方がない。自分だって、誰かが何者であると叫んでいたって大した興味はないんです。どうでもいい。何もかも、自分さえも・・・

こんな話こそどうでもいいですね。どうでもいい話ばかりつらつらと浮かんできて肝心なことが思い浮かびません。
「不思議なこと」それはなんなのか、ですね。



何が不思議だったのか、今考えてみると、「私は詩人である!」と言ったことで思ったよりも周りの人たちが反応してくれたことが不思議でした。

「へー詩人!どこで読めんの?」
「本はいつできるの?」
「どんな詩を書いてんの?」
「今なんか読んでみてよ」
「柿食えば鐘がなるなり、だっけ?」

こんな感じで、興味を持ってくれました。その時、「こんな時、詩集があればなあ」と思ってしまったのです。

そうだ!詩集だ!詩集を作ろう!

これが詩集制作の大きな原動力でした。確かに、昔から何か物作りをしたいとは思っていましたが、いまいち踏ん切りがつきませんでした。ぐずぐずしていたのです。

作ったところでどうする?本をつくると言ったって、たくさん刷らなければ高くつく。
無駄なものを作るのは昨今のSDGsブームに反するではないか。

などと考えていました。こんなものは全て言い訳なのです。

「詩集を作ろうかな」

ぼそっとつぶやくとある人は

「いつ!?いつできるの?早く作んないと!」

と言ってきました。この人は私の詩を読んだことがないのに、なぜこんなに待ち焦がれているのでしょうか。どうかしてますね。
いや!読者にそんなことを言ってはいけません。

私はこのようにして、周囲の皆さんの野次や励ましによって詩集をつくろう!と決心できたのでした。
思い切って自称してしまうことは、現実を推し進める上で重要なきっかけになるものだとしみじみ感じたのでした。

次回は、印刷会社についてお話をします。