2022/05/04 20:38

こんにちは。

詩集を販売し始めて、10日以上が経ちました。なんと、50冊以上売れました!
おそらく、これから少しずつ売れなくなってくるのだとは思いますが、細々と確実に販売していきたいですね。

さて、前回のブログでは「精興社」という印刷会社について触れました。
日本の活字文化を青梅市から支えてきた印刷会社ですが、このことについてもう少し突っ込んで考えていきたいと思います。

精興社を代表する「精興社書体」が文筆家や出版業界の中では有名です。「あーあの綺麗な書体ね」とか言われます。また、ブックデザイナーなどには「一度精興社書体でデザインしてみたいんだよね」などと言われることもあります。

しかし、私は全く別の文脈から精興社書体を捉えたいと考えています。
それは、「青梅名物精興社書体」です。どういうことでしょう。




私の生まれ育った青梅を象徴する産業は「日本酒」「織物」です。青梅のお酒「澤乃井」は国内外で非常に高い人気を誇ります。そして、ホットマンの「タオル」。これも有名ですね。中でも「1秒タオル」は人気商品です。

私は、これらの名産に「書体」を追加したいとずっと考えていました。つまり、「精興社書体」です。
日本全国を見渡しても、「書体」が名産の地域はありません。青梅ならではの名産品なのです。例えば、青梅市で発行される印刷物の何処かに必ず精興社書体を使用するのはどうでしょう。



今回の詩集は、「精興社書体」を青梅の名産として認知してもらうことも視野に入れて作っています。
青梅生まれ、青梅育ちの男が、青梅で読んだ詩を、青梅の書体「精興社書体」で印刷し、青梅で発売する・・・。

それにしても、なぜここまで「青梅」にこだわるのでしょうか。
次回は、その背景を書いてみたいと思います。